
指示待ちの畑づくりでは、子どもたちは燃え上がらない。ゴールの「食べる」を見通せる立札があれば、主体性を発揮してのめりこみ度も一段とアップ。
教育ファームの畑では、「○○さんの畑」「○○栽培中」など、つくっている人や作物の名前が書かれた立札を多く見るが、上越市立里公小学校の「いきいき農園」の立札はちょっと変わっている。
「カレーライス」「シチュー」「トン汁」と料理名がドーンと書かれた立札は、“終着駅明示型”という発想で、取組みの具体的な目標をあらかじめ掲げることがポイント。いきいき農園の終着駅は、自分たちで栽培した野菜を料理し、お世話になった地域の皆さんを招待して一緒に食べることにある。1〜6年生の縦割り班は思い思いの料理を選んで、いざ野菜づくりに挑戦!
畑を耕して種をまき、水をやり、草をとり…料理を作るまでの道のりは長い。時には雑草と間違えてニンジンを抜いてしまったり、タマネギの播種時期を逸したりと、思わぬハプニングだって起こるものだ。「どうしよう」と壁にぶつかったときに、子どもたちは立札で目標を再確認する。カレーライスには、やっぱりニンジンを入れたいよね。カレールウもないとね…班長を中心に、足りない食材の調達方法を考え出す。立札は「カレーライス」づくりまでやりとげる心意気の決意表明! 子どもたち自身が次の一手を話し合って、この困難をどう乗り切れるかが楽しみな試みである。
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